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沖縄の「最強食堂」でAランチ(とんかつ)を食べたら

沖縄の最強食堂

気が付けば沖縄へ移り住んで15年が過ぎた。

今では、全国規模のチェーンの飲食店や、ローカルでもお洒落で美味しい飲食店が立ち並ぶのが沖縄だ。

最早「無いものが無い」と言えるほど食道楽の地方と言える。

しかし、そんな中でも、県民の胃袋を掴んで離さないのが「食堂」である。

日本の地方を見渡せば、全国規模のチェーン店が出店すると、街の飲食店は大きな影響を受け、生き残るのは極めて難しい。

地方出身者(ちなみに関西生まれ関西育ち)として思うに、これは都会への憧れやジレンマ等もあるだろう。

悲しいが、現実として地方の人は、郷土を愛しつつも、都市の暮らしに飢えている。

郷土愛とは

そんな中、沖縄も地方として郷土愛が強いと言われている。実際に15年住んでみて、郷土愛は非常に強い地域かもしれないということを実感している。

それ故か、築50年級の食堂や飲食店も元気に営業しており、昼時には働く人々で「一杯している(方言:沢山の意)」状態である。

夕方には、お父さん、お母さんと子供連れというファミリーも訪れ、ファミリーレストランと共存している。

なぜだろうか…。

思うに「落ち着く」のである。

沖縄独特の文化

大きなチェーン店では子供も含めて皆一品は頼む雰囲気だが、沖縄の食堂は、親子4~5人家族で3つの定食などをシェアする。

安上がりでもあるし、何種類も味わえる。これも独特の文化だ(沖縄では焼き鳥もシェアする)。

さて、私は沖縄へきて随分と年月が経ったが、気が付けば食堂へは足が遠のいていた。

なぜか?と問われると私自身答えに困る。しかし、確実に行かなくなっていた。

そんな中、縁があって、久しぶりに沖縄の食堂へ行ったのである。

最強食堂

その食堂の名は「最強食堂」である。

沖縄の最強食堂

この最強食堂、私が沖縄へ移り住んだ時には既に3店舗あり、とにかくインパクトが強い店だった。

まず名前が「最強食堂」の時点で、突き抜けた感は否めない。更にはインパクトのある看板。

しかし、当時も今も、ハッキリ言えば何が最強かはわからない。

破格の安さ

ひとつだけ言えるのは、当時でも破格の

  • 沖縄そば180円~(現在320円~)
  • 丼物280円~(現在380円~チャーハン)
  • 定食380円~(現在480円~)

etc.と言う安さである。安さが最強なのだろうか…。

勿論最低価格のそばには具はネギと薄い肉1枚だけだし、丼物に至っては「納豆丼(現在は無い)」であるので、果たしてそれを「丼」として提供するのはどうなのか?とは、ツッコミもした。

しかし、定食380円は紛れもなく、刻みキャベツと、みそ汁も付いたポーク玉子定食である。ポークとはランチョンミートであり、始めて食べる人には賛否が分かれるSPAMが有名だろうか。

肉を詰めた缶詰である。馴染みが無いので「これは何?」と思う人も居るが、二度三度食べてクセになる人も多い。そのランチョンミートに卵焼きが付くのが沖縄の定番「ポークたまご」である。

この僅か380円の定食で十分に満たされる。私には懐にも胃袋にも優しい定食である。今は値上がりもしてしまったが、それでもお手頃価格で胃袋を満たしてくれる。庶民にはありがたい存在だ。

最強食堂の券売機

個人経営の食堂と異なり食券制なのが特徴的。

メニューが豊富なのが一目でおわかり頂けるだろう。

最強食堂の黒板調日替わりメニューボード

今時の若者を意識した黒板調の日替わりメニューボード。

韓国風みそ汁とはなんだろうか…?

一応撮影の許可とブログ掲載の許可は貰った。

メニューも店員さんも最強

お店の「御姉様」は最高の笑顔で答えてくれたが「あいっ!化粧してくればよかったねぇ…。私達の写真は要らないよぉー!(笑)」と、はにかんで答えてくれた。その可愛さが最強だ。うちなー淑女は冗談を忘れない。こういうところが大好きだ。

最強食堂の最強Aランチ(とんかつ)

そして肝心のメニューは、最強Aランチ(とんかつ)をチョイス。

かつては、量こそ多いものの、厚さ3mm程度のカツに驚いたものだが、今日は随分様変わりしたようで、嬉しくもあり、少し昔を懐かしみ寂しさも感じた。

とんかつと言えば、某美食漫画では「厚いとんかつは日本が貧しかった頃の後遺症」と書かれていて、5mmがベストだと言う。※筆者は後年にそれを否定しているが…。

料理好きのパパが主人公の漫画では1.5cmだと言う。

そして、最強食堂で提供されているとんかつはと言うと。

最強食堂のトンカツ

肉汁滴るとんかつ。ジュワッ!目分量ではあるが、おおよそ8mm程度と思われる。

美食新聞記者とクッキングが好きなパパとの間を取った、「永世中立国」のような厚みを最強食堂は演出している。

口に入れると、サクッとした衣の間からジューシーな肉汁と、明らかに市販のソースが絶妙にマッチして懐かしいとんかつを思い出す。

「嗚呼、子供の時のご馳走だったとんかつの味だ」と感じられる。

昨今は柔らかいとんかつや、分厚いとんかつなどが多くみられるが、最強食堂のとんかつは、かつて私が子供の時、誕生日などの記念日に連れて行ってもらった、とんかつ屋さんの味わいなのである。

「いつか、とんかつを気軽に食べられるような大人になりたい。」

そう思った少年時代を思い出した。

今まさに、最強食堂のお陰で、580円でとんかつ定食が食べられている。

最強食堂のとんかつにはポークと卵もついている

とんかつにはポークたまごも付いている。

是非、沖縄の街の食堂へ

旨い物は世の中に溢れ返り、沖縄でも美食豊富。

沖縄旅行では、地元の物として沖縄そばや、チャンプルー、ステーキなどを食べたいと感じられると思われるが、私の個人的な見解として、まだ元気で現役の、沖縄の庶民の店で、本当の地元を感じてみて欲しいと思う。

いつしか、沖縄からも街の食堂が消え行く日が来るかもしれない。

そうなってからでは遅い。LCCで気軽に行ける今日だからこそ、是非、地元の人が日々食べているお店へお出かけされてみてはいかがだろうか。

読んでくれてありがとう

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